staff/K子
えっ、野球始めるの!?
うちの息子が、突然スポーツ少年団で野球をやりたいと言い出して…。とまどう母、たじろぐ父、もやもやの姉。スポ少という未知の世界に飛び込んだ、わが家の迷う日々を(恥ずかしながら)綴っちゃいます。
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子どもを後押しする応援の最適解は?
野球応援といえば、甲子園でのアルプススタンドのイメージが強い。「絶対に勝って欲しい!」という気持ちが伝わってくる、熱量の高い応援。それはテレビの向こうでの出来事で、自分とは縁遠いものに感じていた。でも、スポ少で初めて遠征について行き、試合を観戦してびっくり。そう、少年野球の世界でも、応援はかなり重要度が高い。それが、全国大会や東北大会につながる大会であれば尚更。
応援エリアでは、選手それぞれの名前と顔が入った幟が立ち並び、チームロゴを織り込んだ団旗が風になびいている。その旗の下で、保護者達はオリジナルもしくは替え歌を熱唱しながら、ダンスに近い動きをし続ける。あまりに本格的過ぎて、初めのうちは思考が追い付かなかった。ちなみに、息子が所属するチームは、「監督が派手な応援を好まない」という理由から、親が熱唱することも、ダンスを踊り続けることもない。聞けば、コロナ禍で声出し応援を控えるうちに応援のスタイルも控えめになったそうだ。
とはいえ、相手チームの応援が盛り上がってくると、「負けていられない」という対抗心が出てくるのも本音。戦いのメインは、子ども達のはずなのに、試合が接戦になってくると互いの保護者の感情が昂ってきて、大人しくなんかしていられない。声も動きも激しくなって、子どもへの声掛けも「どんま~い!」なんてのんきには言えない。たった1球で大きく試合が変わる野球だからこそ、応援もつい熱くなってしまう。でも、試合の主役はあくまで子ども達。本来持っている力を後押しできるような、いい感じの応援ってどんな形なのか…最適解をただいま模索中。
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