staff/K子
えっ、野球始めるの!?
うちの息子が、突然スポーツ少年団で野球をやりたいと言い出して…。とまどう母、たじろぐ父、もやもやの姉。スポ少という未知の世界に飛び込んだ、わが家の迷う日々を(恥ずかしながら)綴っちゃいます。
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新人戦がスタート!…でも、新人がいない!?
暑さが和らぎ、秋らしい雰囲気になってくると、新人戦の季節。今までは、ベンチ組だった子たちが、いよいよ出番を迎えて、今までとは違うチームメンバーにわくわくする、そんな時期。…だけど、今年はちょっと様子が違います。「選手が足りない…」。今年の春あたりから、そうなるだろうとは分かっていました。何度か体験会を開き、それなりに参加してくれる子どもはいるものの、入団にはなかなか結び付かず。その理由はいろいろで、「親はやらせたいけど、子どもは野球に興味がない」「子どもはやりたいけれど、お金がかかるのも、休日が無くなるのも心配」。
先日、息子の友達が父親とグラウンドにたまたま見に来てくれたので、「一緒に野球やらない? メンバーが足りなくて」と声をかけたら、「うちはやらないかな。メンバー足りないなら、他のチームと一緒になればいいのに。市内にいくつもチームあるでしょ」と言われて、ショックを受けました。最近は、合同チームも珍しくなくなってきましたが、チームに歴史があればあるほど、自チームのメンバーで出たいという想いも譲れず…。子どもの数が減ってきている上に、他のスポーツや習いごとがたくさんあって、野球を選ぶ子どもが少なくなっている現状が切ないです。
結局、今秋の新人戦はギリギリ9人で出ましたが、惜しくも敗退。県大会には出場できませんでした。試合経験が少ない子ばかりのチームでしたが、守って打って走って、練習の成果が出せたことに感涙。野球の良さは、長くやってきた上手な子も、最近始めた子も、同じようにバッターボックスに立ち、自分だけのチャンスタイムがあること。バッターボックスに立った子の力を信じて、みんなで声援を送り続ける。その声援に応えるように子どもが打てた瞬間は、言葉にならないほど興奮します。やっぱり野球って楽しい。この楽しさがもっと広がって欲しいなぁ。とうことで、新入団員、大募集中です!
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