【staff/トッシー】子どもと山を登ろう vol.4

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子どもと山を登ろう

 子どもと登山に行ってみたいけど、登れるのかな? 何時間かかるの? など、子連れ登山は難しいイメージが先行していた私。でも、登ってみたらそうでもない! 子どもと一緒だから楽しく登れると感じた我が家の体験記です。


盛岡市街から近い里山。
長男13歳(中1)、次男9歳(小3)、

 

 今回は上米内にある「高洞山(たかほらさん)」を紹介したいと思います。

 以前から「短時間で登れるよ~」と聞いていて、気になっていた高洞山。ある日、朝起きたらぽかぽか陽気で、お出かけスイッチが入り、「今日でしょ!」と思い立って登りに行きました。家を出たのは10時頃で、11時には到着。準備をして、山へ向かおうとしたら。

 高洞山の登山口はJR上米内駅の線路を渡ったところにあります。駅の前を通ってトイレに行こうとし、チラッと中を覗いたら・・・。「え?なんで漆器があるの?」。不思議すぎて、ついつい中に入りスタッフさんに尋ねました。その方は、漆と米内のルーツを教えてくれたり、漆を掻いた後の木を活用したい思いだったり。私の不思議をほどいてくれながら、漆の魅力をたくさん話してくれました。漆の木に触るとかぶれるイメージでしたが、樹液や皮などかぶれの原因を取り除けば、木材として使えるそうで、その商品も展示してありました。漆の木材はやさしい黄色で、黒い樹液の印象とは違うのも驚きでした。たくさん漆を知ることが出来き、満足して外にでたら、子ども達は登山口にいたワンちゃんをなでなで。そうこうしているうちに今度は電車が来たではないですか! それも上下線が停車して、シャッターチャンス! 山に登る前からいろんな発見があり、楽しい駅でした。

山田線
山田線は単線なので、JR上米内駅では上下線の列車が待ち合わせる様子も見られるよ

 「お昼には頂上に行けるね~」と思いながら家を出発したのですが、登り始めたのがお昼前。お腹が空く前に早く行かなくちゃ。と、いよいよ登山開始。開けた作業道を気持ちよく歩いていると、草に紛れて「わらび」発見! ここにも、あそこにも! 今度は全員でわらび採り(笑)。全然進みません。

 予定外にわらびもたくさん採れて、今度こそ頂上を目指し進んでいくと、手づくりの案内板が。文字や形がカワイイすぎて!!「たかほらさんはこっちだよ~」とか、「ここから急な坂になるよ!」と親切な案内板がいろんなところにありました。

高洞山
山の中へ進んでいくと、またまた案内板を発見。名前は怖そうな坂ですが、案内板を見たらそんな気にならなくて(笑)。見つけながら歩くのが楽しかったです。

 そして、予告通り急な坂がありましたが、そこにはお助けロープが設置されていたので、子ども達も伝って登ることができました。

高洞山

 坂を登り終わると正面には岩手山が見えてきて、やっと頂上に到着。盛岡市街も見渡せて、とっても景色が良かったです。くっきり見える岩手山をバックに写真を撮っていたら、登ってきた女性が家族写真を撮ってくれました。ちなみにその方も、袋にいっぱいにわらびが入ってました(笑)。

 地域を盛り上げたい気持ちがいっぱい詰まった高洞山でした。

[トッシー家の登山DATA]

・高洞山(たかほらさん)/標高522m。登山口は盛岡市
・登山時期/5月上旬
・往復時間/約3時間
・子どもの服装/半袖、長ズボン、ハット、スニーカー
・この日思ったこと/ロープを伝って登るところは、軍手があったらよかったな。

※あくまでトッシー家の感想です。登山時にはもろもろご確認の上、余裕をもってアタックしてくださいね。