staff/K子
えっ、野球始めるの!?
うちの息子が、突然スポーツ少年団で野球をやりたいと言い出して…。とまどう母、たじろぐ父、もやもやの姉。スポ少という未知の世界に飛び込んだ、わが家の迷う日々を(恥ずかしながら)綴っちゃいます。
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初めて踏み入れた野球用品コーナーは異世界でした
覚悟を決めて入団届を提出し、いよいよ始まったスポ少生活。とはいえ、何をどうすれば良いのかオロオロしていたところに団の事務局から「ハイ、これ」と渡された小さなカード。書かれていたのは「20%オフ」の文字。「これを持ってスポーツ店に行って、必要なものを買ってきて」と言われるがまま店へ行ったものの、野球コーナーに着いてびっくり。練習用の白いズボンだけでも細いものから太いものまでタイプがいくつもあるし、知らない単語だらけで異世界に来たよう。
「これは一人では買えない」と思い、すがるようにスタッフに相談したところ快く一緒に売り場を回ってくれました。いやー、本当にありがたかった。すぐに買った方がいいもの、注文が必要なもの、後から買っても大丈夫なもののアドバイスを受けながら、ようやく買い物終了。この日は身に付けるものをメインに購入して、お会計は約2万円(涙)。グローブは他の選手から譲ってもらい、バットは団にあるものを借りたものの、「全部自分のものが欲しいーっ!」という日がきたら、我が家の家計は一体どうなるんだろう…。
練習着を買い揃え、本格的に練習に参加しているうちに、他の母達とも会話が増えてきた頃。「これ、うちの子がそろそろ着れなくなるから、どう?」というありがたいお声がけ。「汚れているけれど…」の声に被せ気味で「もらいますっ!」と即答しちゃいました。スパイク、グローブ、シャカシャカと呼ばれる防寒着、アンダーウエア、くつ下などたくさんのお下がりを、いろいろな母達にもらえたことは家計的に助かったのはもちろん、チームの仲間として認めてもらえたような気持ちにもなり、ほっとしました。同じ釜の飯を食うように、先輩からもらった服を着ることは、一体感を生みだす効果があるのかもしれませんね。
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